2世代4つの家族の人生を描く

タイトル:愛と哀しみのボレロ

【処方箋】フランスを感じたい時

【性別おすすめ】
男性★★
女性★★★
【映画データー】ジャンル:ドキュメント  製作国:フランス  製作年:1981年  放映時間:184分
監督:クロード・ルルーシュ  主演:ローベル・オッセン  評価:★3.3(満点★5)

 


 

 

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ドラマ的な映画ですが、歴史的事実が主体なのでドキュメントとします。

 

映画公開時でも3時間を越える作品でしたが、レーザーディスクで完全版が出ることになって購入すると、放映されなかった部分を含め4時間を越える大作でした。

 

ご覧になった人は、一人二役が多すぎて、時代も数十年をトリップし、更にフランス、旧ソ連、ドイツ、アメリカと、頻繁に場所も移り変わるので、その流れを把握する事に苦心したと思います。

 

自分も、数回観てようやく把握できました。

 

世界的に著名な指揮者、バレエダンサー、シンガーなどが、第二次世界大戦前の段階から戦後へとさまざまな苦労を乗り越え、次第にそれぞれが結びついていきます。

 

最終的に、パリの凱旋門で行われる国連主催のチャリティーコンサートで皆が集合します。

 

先の巨匠達が、そこでラヴェルのボレロを演奏。併せてバレエ、そしてシンガーが旋律を歌い上げるという趣向です。

 

映画の中身があまりに複雑にからみあっているので、大きなストーリーの1つだけ紹介します。

 

第二次大戦中、音楽家夫婦のうち夫がユダヤ人だったため、2人とも絶滅収容所へ送られる事になります。

 

護送の汽車が途中のある町で停まっている隙に、自分達の赤ちゃんだけレールへ置いていきます。

 

 

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夫は収容所で殺されますが、赤ちゃんの母親は何とか戦後も生き残り、息子を探し続けます。

しかし、見つからずに廃人同然となって、ある施設で暮らすことになってしまいました。

 

先の赤ちゃんは、さまざまな運命の変遷を経て、最終的にその母親を見つけ出し、国連のチャリティーコンサートへ行って観客として母親と一緒にステージを鑑賞する事になるのでした。

 

すごいのは、例えばバレエは巨匠ヌレエフの人生を描いているのですが、実際に演技ではかの有名なジョルジュ・ドンが圧巻のダンスを披露しています。

 

ひょっとしたら、このバレエだけでも、1本の映画ができるかもしれません。

 

指揮者は、巨匠カラヤンの人生を描いていて、ヒトラーとの縁が災いして、戦後アメリカデビューのコンサートでユダヤ人にチケットを買い占められ、観客席には記者数人しかおらず、そこでブラームスのシンフォニーの1番を真剣に演奏する、というシーンなど、強烈なインパクトを観客に与えます。

 

この映画は、ある意味文化遺産だと感じました。

 

 

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